vol.45 「アハ体験」を呼ぶ思考法:習慣化で人生の設計図を創る
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目次
私は今まで、「幸せになりたい」と本気で意識したことがなかったのかもしれない。
なんとなく過ぎゆく日々。行きたくない仕事や、負担に感じる子供の学校行事。それらを乗り切るための「ご褒美」として週末のイベントを設定していた。あの頃は、楽しい予定を入れることだけに囚われ、その本質については考えることさえしていなかった。
私にとっての幸せとは、大好きな友人たちと会って遊ぶことだと勘違いしていたのだ。確かに会えば楽しい。しかし、それが「真の幸せか?」という問いに対し、心は静かにNOを突きつけていた。
この漠然とした違和感は、私の内面にある問題が引き起こしていた。
自分を信じられず、怒りに支配され、新しい一歩を恐れる自分。
そこから抜け出すために、私は貪るように本を読んだ。
話題の人気本だけでは足りないことはわかっていた。
興味のなかった分野、ありとあらゆるカテゴリーを片っ端から読み漁ってみた。かつて私の本棚に並んでいたのは「怒りの鎮め方」の本ばかりだったのだが、今は違う。脳科学、行動経済学、そして認知行動療法。自分の「行動」を責めるのではなく、その背景にある「脳の状態」をメタ認知する視点を得たとき、私の中に変化が訪れた。
覚醒のメカニズム:アハ体験と思考の再構築
「勉強して考え続ければいつか答えが出る」と、金森 重樹氏の『借金の底なしで死ぬまで知ったお金の味』という本に記されていた。思考は、ある一つのことを継続し、深掘りし続けた先に、突然の「解決」を連れてくる。
「洞察(アハ体験)」とは、脳内の情報が一気に再編成され、解決策が突如として現れる現象だ。ノースウェスタン大学などの研究によれば、この「ひらめき」による解決は、論理的に一歩ずつ考えた場合よりも正答率が高いことが示されている。限界まで考え抜いたあとの「中断」が、脳内の再編成を促し、劇的な「覚醒」を呼び起こす。この「思考の再構築」こそが、解決への道を明るく照らす最短ルートとなるのだ。
幸せの設計図:内発的動機による習慣化
脳科学、認知行動療法、哲学、人間についての本を、これほど集中的に読んだ経験はない。
点と線がつながり、ようやく一つの設計図が見えてきた。
自分を信じる技術、目的の定め方、習慣化の作り方、脳に支配されない生き方が。
それらをうまく自分に取り込むことで、常に幸せな状態を作り出そうと今も動き続けている。
この「覚醒」は、決して特別な才能ではない。なりたい自分になるために、あるいは技術を習得するために、極限まで熱意を持って調べ尽くし、考え抜く。報酬がなくても、観客がいなくても、歩みを止められない「内発的動機」こそが、習慣化の最強の燃料となっていたのである。
行動変容の第一歩:考える努力を止めない哲学
最後に、私自身がこの習慣を続ける上で大切にしている言葉を一つ贈りたい。
アメリカの実業家・思想家であるヘンリー・フォードが遺した言葉だ。
「考えるのをやめた時、人は老いる。」
答えが出なくても、考え続けるその努力こそが、あなたの脳を活性化し、人生に新たな「覚醒」をもたらすはずだ。
あなたの「今」の行動は、無意識に集めた知識を繋ぎ合わせ、人生の設計図を完成させる。
今日から意識的に思考する習慣を日常のルーティンに取り入れよう。その継続こそが、未来の新しい自分を創り出す、力強い源泉となるのだから。
HAKU
30代、地方在住。クリニック勤務。自己肯定感は高いのに超ネガティブ思考、という矛盾の中にいた。私の世界を変えたのは脳科学。「幸せは自分でつくれる」と確信した。ここに綴るのは自分を変えるべく向き合った2025年の行動記録。あなたの「思考の余白」になれば嬉しい。
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