• ネガティブな感情に悩んでいませんか?ブログ「思考の余白」では、脳科学や心理学の知識をヒントに、小さな習慣で自分を好きになる思考法を発信しています。

    vol.15 行動を加速させる「言語化」で習慣化を成功させる方法

    vol.15 行動を加速させる「言語化」で習慣化を成功させる方法 HAKU

    目次


    職場のDr.から運動の必要性や、実行した結果のポジティブな効果について具体的に教わっていた。しかし、私は「へぇ、そうなんですね」と、どこか他人事のように聞き流すことを1年も続けてしまっていた。行動の必要性は頭では理解しているのに、何からすべきか分からない。その思考が、私をずっと立ち止まらせていた。

    そんな中、仕事中に行動を言語化することの重要性を痛感した出来事があった。それは、ふとした瞬間に職場のスタッフに「筋トレと有酸素運動の違いって何ですか?」と質問された時だった。頭の中にイメージはあったものの、論理的に言葉で説明できなかった。「筋トレは筋肉をつける運動で、有酸素は歩いたり走ったりする運動かな」と、普通すぎる答えしか返せなかった。

    この時の私は、すでに筋トレやランニングを始めていたにもかかわらず、これほど簡潔な回答さえできない自分が恥ずかしく思えた。

    質問に答えたものの、仕事を終え帰ってからも自分の中で腑に落ちないモヤモヤが残った。私は昔から人に説明することが大の苦手で、話した後に相手に伝わっていないことを察するたびに、自己嫌悪に陥るタイプの人間であることを思い出してしまった。

    そこで、帰宅後すぐにインターネットや本で筋トレと有酸素運動の違いに加え、それぞれのメリットを調べ、専門用語を避けて誰が見てもわかるよう手書きのメモにまとめ、それを翌日そっと彼女に渡したのだった。

    「なんとなく」を言語化する力

    この行動は、彼女のためだけではなく、私自身のためでもあった。

    ぼんやりしていた知識を、言葉にすることでハッキリと整理され、頭の中にちゃんと定着する感覚があった。つまり、誰かに教えるというアウトプットが、新しく知った情報というインプットを、もっとしっかり覚える手助けをしてくれたのだ。そして、この経験がきっかけで、私は運動や脳科学の学びをノートにまとめる習慣を始めた。これは、メタ認知(自分を客観視する力)を高めるのにも役立ったと思う。


    行動と知識の習慣化ループ

    「誰かに何か聞かれたときに、すぐに答えられるようになりたい。」

    この気づきが、私を動かす原動力になった。得意なことをただ頭で理解するだけでなく、人にわかりやすく説明できるほど深く知る。この決意が、私にとっての自己成長の大きな一歩になった。

    行動すると知識が増えて、知識が増えるとまた行動したくなる。
    この好循環が、私の脳内をどんどん変えていった。

    朝の時間を使い、本や動画で学んだ内容を、自分の言葉で表現する練習を繰り返した。この習慣のおかげで、考えがまとまり、仕組みを理解できるようになった。それから「自分は説明できる」という自信もついてきた。これは、認知行動療法の核となる「思考→行動→感情」の良いループが機能し始めた証と言えるだろう。


    言語化が自己成長と思考に開く道

    この経験から、私は確信した。言葉にする力は、コミュニケーション能力の向上だけではない。自分自身の考えを明確にし、自信に繋がるための強い力となる。「なんとなく」を言語化することで、行動の理由が明確になり、より建設的な選択が可能になる。そして、それが次の行動へと力強くつながっていくのだ。

    このブログは、私自身が学びを深めるための「アウトプットの場」でもある。
    自分の過去の経験や、そこから学んだことを言葉にすることで、私自身がもっと深く自分を理解し、成長を感じられるようになった。そして、その気づきを皆に伝えることで、同じように悩んでいる誰かの役に立てるとしたら、それに勝る喜びはない。


    あなたの成長を加速させるヒント

    もし、あなたの中に「なんとなく」とか「モヤモヤ」した気持ちがあるなら、それを言語化するところから始めることを勧めたい。ノートに書き出してもいいし、信頼できる誰かに話してみるのもいい。言葉にすることで、その「なんとなく」の正体が明らかになり、次の行動が驚くほど明確に見えてくるようになる。

    知識を得るだけでなく、それを誰かに伝えられるレベルまで深く理解すること。
    この意識を持つだけで、あなたの学びの質は格段に向上する。それは、あなたが自身の人生のあらゆる領域で、より良い判断を下すための、確かな指針となるはずだ。

    最後に、私自身がこの習慣を続ける上で大切にしている言葉を一つ贈りたい。
    これは、ドイツの詩人・劇作家であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが遺した言葉だ。

    「知識だけでは十分ではない。それを適用しなければならない。意欲だけでは不十分ではない。それを実行しなければならない。」

    行動を続けながら、言葉で「思考の余白」を埋めていくこと。
    それが、あなたの人生の意欲を実行へと変える前向きな習慣になっていく。あなたの成長は、あなたの行動、そして言語化の積み重ねの先にも必ず存在する。

      HAKU

      30代、地方在住。クリニック勤務。自己肯定感は高いのに超ネガティブ思考、という矛盾の中にいた。私の世界を変えたのは脳科学。「幸せは自分でつくれる」と確信した。ここに綴るのは自分を変えるべく向き合った2025年の行動記録。あなたの「思考の余白」になれば嬉しい。

      All stories by: HAKU