vol.30 「自分を愛する」セルフケアが思考の余白と自信を創る方法
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朝の時間を活用し、運動が習慣化して自分を客観視できる余裕が生まれてきた頃。カズレーザー氏による「見た目がいい人は中身もいい」と語るショート動画が、ふと目に留まった。
そのフレーズは、驚くほどストンと私の腑に落ちた。 クリニックで日々多くの患者さんと接する中で、私自身も同じことを肌で感じていたからだ。
外見に「品」や「余裕」が漂っている人は、内面も驚くほど優しく、穏やかであることが多い。 それは、造形が整っているとか、高価なブランドを纏っているということではない。
自分の心身を丁寧に扱い、大切にしているという「自愛」の姿勢が、その人の佇まいとして外側に溢れ出しているのだ。
自己報酬系の強化:「愛すべき部分」を磨く自己投資習慣
私は気分が乗らない日があると、とことんネガティブの沼に沈んでいくタイプだった。そんな時、田中 克成氏の『自分をよろこばせる習慣』という本で、「自分の顔の1パーツを溺愛しよう」という言葉に出会った。
最初は、そんなことだけで変わるのかと半信半疑だったが、試してみることにした。私が実践したのは、「コンプレックスだったパーツを、愛おしい部分へと変える」ことだ。私の場合は、顔の中ではダントツ「歯」がコンプレックスだった。長年のコーヒー習慣と赤ワインで着色した歯は、鏡を見るたび落ち込むほど黄ばんでいた。
当時、子供に読んでいた長谷川 摂子氏の絵本『めっきらもっきら どおんどん』に、「もんもんびゃっこ」というキャラクターがいた。その妖怪は、顔は真っ白なのに歯は真っ黄色という、目をひく姿だった。読み聞かせている最中に、子供がその妖怪を指差し、「これお母さん!」と言われた時は、リアルにショックだった(ひどい)。
仕事中はマスクの着用が欠かせないが、プライベートでは基本的にマスクはしないようにしている。だからこそ、歯に自信をつけるため、ホームホワイトニングと年一回のオフィスホワイトニングを試すことにした。その結果、周りから「歯が白いね」と言われるようになり、笑顔の写真を見返すと明らかに過去の私とは表情が違っていた。
「友達と心から笑うための下準備」「赤いリップをつけたい」のように、自分を喜ばせるための行動として捉える。この習慣を続けると、驚くほど心が上向きになり、自分を認める力が強まっていくのを感じた。ストイックになりすぎず、「たまにはホットコーヒーもいい」「今夜は赤ワインを楽しもう」と、ゆるく考えることも大切だ。
完璧主義を捨て、柔軟な「余白」を持つ。
これこそが、行動を軽やかに続け、自分を好きでいられる秘訣なのだ。
脳科学が証明:ドーパミンとセロトニンの習慣化
では、なぜこうした「自分を喜ばせる行動」が、これほどまでに心を上向きにさせるのだろうか。
それには、脳科学的な理由がある。私たちの脳には、何かを達成した時に「ドーパミン」という報酬系のホルモンが分泌される。歯が白くなったり、二の腕が引き締まったりといった変化を鏡で確認するたびに、脳は「頑張ったね、偉いね」とご褒美をくれるのだ。
このドーパミンが、やる気を引き出し、自己肯定感を高めてくれる。
さらに、自分を大切にすることは、「セロトニン」という心の安定に関わるホルモンの分泌も促してくれる。好きな香りのボディクリームを塗る、お気に入りの歯磨き粉を使う、そういった五感を満たす行動は、脳に安心感を与え、穏やかな気持ちにさせてくれるのだ。
つまり、コンプレックスを愛おしい部分へと変える行為は、単なる美容習慣ではなく、脳の「自己報酬系」を能動的に強化するトレーニングなのだ。これこそが、気分の波に振り回されない、揺るぎない自信を育む土台となる。
未来の自分を創る:自己肯定感の積み重ね
この習慣が身につけば、気分の波に振り回されることは減るだろう。鏡に映る自分を見て、ため息をつく代わりに、小さな自信を積み重ねることができる。
メイクをしていない日でも、深く被った帽子やマスクに頼らなくても、あなたは堂々と歩けるようになる。なぜなら、人からどう見られるかではなく、自分が自分を愛せているという確信が、あなたの内側から輝きを放つからだ。
この自己投資は、やがてあなたの「思考の余白」を大きくしてくれる。
外からの評価を気にしたり、自分を責めたりするネガティブな思考が減り、本当に大切なことにエネルギーを使えるようになる。例えば、新しい趣味に挑戦したり、大切な人とじっくり向き合ったり。自己肯定感が低いと、これらの行動に踏み出せないことが多い。しかし、自分を大切にすることで、その一歩を踏み出す勇気が湧いてくるのだ。
誰かの正解を生きるのではなく、自分で自分を喜ばせる術を知っている人は強い。毎日を豊かに生きるための、自分だけの「自己投資メソッド」を手に入れたあなたは、これからどんな人生でも創り出していける。
習慣化の第一歩:ソクラテスに学ぶ行動
本書とは異なるが、それは顔のパーツでも、身体のパーツでも、どこだっていいはずだ。
コンプレックスだった部分でも、元々好きだった部分でも構わない。「ここを育てれば、私は気分が上がる!」と、自分の本心がワクワクする場所を見つけることなのだ。
まずは鏡を出して、自分をみつめてみよう。
一番最初に、あなたが「ここを育てたら最高かも」と思うのは、どこなのだろう?
そのために、自己投資したい場所を見つけ、一歩を踏み出してみよう。
最後に、私自身がこの習慣を続ける上で大切にしている言葉を一つ贈りたい。
それは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスが遺した、こんな言葉だ。
「自分を愛せない者は、他者を愛せない。」
誰かを喜ばせるためには、まず自分自身が満たされている必要がある。
そして、自分を愛するための第一歩が、日々の小さな「行動」という習慣で作られる。自己肯定感を高めることは、自分を大切にすること。それが、他者への優しさ、そして自分らしくありたい生き方へと繋がっていくはずだ。
HAKU
30代、地方在住。クリニック勤務。自己肯定感は高いのに超ネガティブ思考、という矛盾の中にいた。私の世界を変えたのは脳科学。「幸せは自分でつくれる」と確信した。ここに綴るのは自分を変えるべく向き合った2025年の行動記録。あなたの「思考の余白」になれば嬉しい。
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