vol.49 「時間がない」と「無駄遣い」を断つ!人生を豊かにする「価値ある投資」
vol.49 「時間がない」と「無駄遣い」を断つ!人生を豊かにする「価値ある投資」 HAKU HAKU https://shikou-yohaku.com/wp-content/litespeed/avatar/39f7921b68d0923ea3342975c8ebc33c.jpg?ver=1768117537- HAKU
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「振り返れば、過去の私はあまりに無自覚だった。
飲み代、洋服代、そして子供にせがまれるままのおもちゃ。欲しいものを買い、好きなだけ呑み、UFOキャッチャーのぬいぐるみの山が棚から崩れかけても、「まぁいいか」と、見て見ぬふりができていた。
けれど、本を読み、運動し、自らの意志で「思考を紡ぐ」という目的が生まれた瞬間、お金の真実はその姿を変えた。「時間」と「お金」の使い方に本当の価値があると気づけたのは、メタ認知を通じて自分自身を信じられるようになってからのことだ。
コンフォートゾーンの代償:無駄遣いの断捨離
時間がないなら作るしかないと、朝の時間を捻出し、運動や勉強を始めた。その時間しかやりたいことができないため、必死に作って完成させたこの生活が、半年以上続いている。
お金の問題も、無駄を書き出して考えた。
暇だからとフラフラ買い物に行く時間や、ネットサーフィンをして服を購入する時間は、物理的に作らないようにした。特にお酒を飲んだ後の高揚感で買ったコスメは、翌朝のメイクで使われることは一度もなかった。それらはすべて、解決すべき課題から目を逸らすための「コスト」だったのだ。私は物理的にそうした時間を排除することに決めた。
運動に関しても、ジムに行く費用は何とか工面できたかもしれない。
しかし、どう頑張ったとしても通うための「時間」だけは捻出できなかった。ジムに通えば充実した設備を利用でき、天気を気にしなくて済むというメリットはある。だが、子供を置いて一人で通うというのは、現実的にかなり厳しい選択となる。だからこそ私は、お金も場所も使わず、家でできることから行動に移したのだ。
他にお金を使うことになったのは、ブログを書くために購入したノートパソコンである。新品じゃなくても良い、記事さえ書ければどんなものでも構わない。だが、「絶対にMacがいい(理由は、見た目と薄さ・軽さが好きだから)」と夫に伝えた。
一見、なんでも良くなさそうなわがままな願いであったかもしれない。PC関係に詳しい夫に中古品を探してもらったが、画面の修理やパーツの交換などで本体の値段より高くかかってしまった。想定内の費用だったとはいえ、中古品で新品を買うよりだいぶ安く手に入れられたので、まずよしとしよう(夫に感謝)。
思考の転換:目的がなければ支出はすべてムダ
森 博嗣氏の『お金の減らし方』という本には、幸福に暮らす人は「やりたいこと」が先にあり、そのために時間とお金を工面すると記されていた。「お金がないから出来ない」は言い訳で、「お金ではなく目的に価値がある」という。
自分に照らし合わせていうと、まず「時間」の作り方や使い方が、初めに頭を悩ませるリソースだった。優先順位が明確になると、おのずと無駄な支出が見えてくる。
この本によると、「必要だから」と思ったモノの多くは他人に対する見栄だったり、手に入れれば幸せになるというような「感情」に根差した出費だという。そういった感情に根差した支出は、どれほどお金を注ぎ込んだところで問題が消えることはない。なぜなら、そのお金が癒そうとしているのは、一時的な感情の波であって、自己信頼という本質的な問題ではないからだ。
科学が示す支出の基準:「経験的優位性」
また、本の中には「どのくらい欲しいかでモノを買う」ことも書かれていた。
お金を稼ぐのは自分のやりたいことをするためであって、目的ではない。お金を稼ぐという手段が目的になってはいけないという。
これによって、より私の思考が固まった。
PCの購入は、自分のやりたいことを叶えるためのモノではなく、「手段」だと明確になった。夏のボーナスで買うことを決め、優先順位1位のPCにお金を使うことを決めた。購入後、毎日PCを使って作業をしている為、日々幸福感を感じている。
お金を使うためには、「目的」が必要だったのだ。
自分のために買ったPCは、私の思考の一部となった。目的を叶えるためのモノや時間、体験にお金を使うというマインドができてから、使う前によく考えることができた。
自己決定:人生を豊かにする「価値ある投資」
そうなると、何の目的でどれくらい欲しいかが重要となってくる。
よく考えて買ったモノは、長く大切にできるし、使いつづけるうちに自分も幸せになるだろう。
これは経験的優位性(物質より経験への支出が幸福度を高める)という理論と一致する。
PCは物質だが、ブログという経験に投資するための手段であり、その結果、学習と成長が促進される。グロービス経営大学院などの調査でも、働く社会人において、1日あたりの勉強時間(自己成長への投資)が長いほど、主観的幸福度が高いという相関が示されている。また、神戸大学の研究でも、所得や学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与えることが明らかになっている。
あなたの成長につながる支出は、単なる消費ではない。
それは「幸福度の資産」を築くための、最も賢い選択でもあるのだ。
最後に、私自身がこの習慣を続ける上で大切にしている言葉を一つ贈りたい。
哲学者アリストテレスが遺した言葉だ。
「お金は、あなたが行う選択を広げるための手段である。」
お金の多寡ではなく、そのお金でどんな経験を選び、どんな自分になるかが最も大切となる。
今日の支出や、これから手に入れようとしているモノが、未来の自分の幸福に繋がっているか。手にいれる前に、まずその点を自問自答してみよう。
HAKU
30代、地方在住。クリニック勤務。自己肯定感は高いのに超ネガティブ思考、という矛盾の中にいた。私の世界を変えたのは脳科学。「幸せは自分でつくれる」と確信した。ここに綴るのは自分を変えるべく向き合った2025年の行動記録。あなたの「思考の余白」になれば嬉しい。
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